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2005年9月12日ニューヨーク・リンカーンセンター
地球上の至る所で世界平和具現のために並々ならぬ苦労を惜しまないでいらっしゃる指導者の皆様！お忙しい日程の中にもかかわらず、このように満場の盛況をなしてくださり、深い感謝を捧げます。
皆さん! 21世紀に入った今日の人類は、実に歴史的な大転換期にあります。永遠の世界平和を定着させることができるのか、それとも20世紀まで繰り返してきた暗鬱(あんうつ)な戦争と対決の歴史を再び繰り返すのかを、決定づけざるを得ない時点に来ているのです。
 ニューヨーク・リンカーンセンターにおける創設大会 |
皆さんもご存知の通り、私は20世紀に入って、本格化した植民地争奪戦と第１次、第２次世界大戦、韓半島での6.25戦争、東西冷戦等、終わることなく続いてきた戦争と反目の時代を経てきながら、生涯の全路程を神様の平和理想具現のために捧げてきました。 その過程で私は第２次世界大戦が終結して、創設された国際連合ＵＮが永遠の世界平和実現のために、神様のみ旨に従う平和の機構になることを懇切に祈祷してきました。 しかし1945年に創設されたＵＮが、世界平和のために貢献した素晴らしい業績がないわけではありませんが、創設60周年になる今日の姿は、その本来の創設目的を遂行する上で、深刻な困難に直面しているのを自他共に公認しています。 |
会員國は200カ國に肉薄していますが、自國の権益だけを代弁し主張するＵＮ代表部らの役割は、すでに世界紛争の解決と世界平和具現に体制的な限界をさらしています。
したがって私は、今日神様の永遠の創造理想である平和世界の実現のために、既存のＵＮの刷新と合せて、新しい次元でアベル的ＵＮの機能を発揮できる新しい國際機構の創設を全人類の前に宣布します。「天宙平和連合」という名前で出帆します。あわせて、今日この貴い日を記念する意味で、天がこの時代に人類に下さった特別メッセージを宣布します。「神様の理想家庭と平和世界のモデル」という題目でお話しします。
尊敬する世界指導者の皆様。神様が人間を創造した究極的な目的がどこにあると考えられますか。真の愛を中心とした理想家庭の完成を通して、喜びを感じることでした。それでは、理想家庭とはどのような姿のものでしょうか。まず人間個人をおいてみれば、私たちすべてが真の愛の主人にならないといけません。神様が創造された最初の人間は男性格を代表したアダムと女性格を代表したエバでした。彼らが真の愛の人格者、すなわち真の愛の主人になる、最も早い道はどんな道だったでしょう。一言で、神様を父として侍り生きることのできる父母と子女の関係を確保することでした。神様と一家族を成して生きる道だという意味です。
皆さんも祈祷を通した神秘的な境地へ入っていって、この宇宙の中心が何なのか聞いてみてください。「父子関係」という答えを聞くでしょう。父母と子女間の関係以上重要で貴いものはないというのです。これがこの宇宙を創造された神様と人間の根本関係であるからです。
それでは、父子の関係がもっている特性は何ですか。愛と生命と血統の関係です。父母の愛が前提にならなければ、私たちの生命が存在することができません。すなわち、神様の前に、人間は絶対的な真の愛の対象として創造されたのです。その場がまさに神様が父となり、人間は息子・娘になるという軸が立てられる場だというのです。
万が一、それよりももっと高く貴い場があるなら、人間の欲望もまたその場を追求するでしょう。しかし、そのような場はありません。全知全能であられる神様は、最高の場は自分のために隠しておいて、ご自身の子女であり愛の絶対対象者であるアダムとエバには２番目に良い立場に立てて創造されたなどとは、想像することもできません。私たちの永遠なる真の父母であられる神様は、100％自分自身を投入されて人間を創造され、同位権、同居権、相続権を付与されました。神様のすべての属性をすべて下さったというのです。
神様がどんなに絶対者だとは言っても、ご自身一人では幸福にはなれません。「いいなあ」という言葉、「幸福だ」という言葉は一人では成立しない言葉です。必ず相対的関係を備えた場であってこそ成立するのです。一生涯、声楽家として生きてきた人であっても、無人島に捨てられて一人で張り裂けんばかりに歌を歌ったとしても、それで幸福でしょうか。自存される神様も、喜んで幸福であるためには必ず、与え受けすることのできる愛の相対が必要だというのです。
それでは、絶対者であられる神様に喜びをお返しする相対者としての人間はどのような姿でないといけませんか。神様が息子だ、娘だと呼ぶことができ、ご自身と同格の立場に立てて共に創造の偉業を完成することができ、天地万物をすべて相続してあげることができる子女の姿は、どのような姿でないといけないのかというのです。神様が創造の理想的出発点をどこに置かれたかをご存知ですか。「ために生きる」という原則に、ご自身の理想的出発点を立てました。言い換えれば、真の愛の実践が神様の創造の業の出発の核だというのです。
したがって、神様の子女である人間の責任は、何よりもまず神様に似ることです。孝子、忠臣、聖人、聖子の道理を果たす真の愛の化身になれというのです。神様の深い心情の内容を解いて差し上げなければならないというのです。
全能なる神様がそれほどまでに苦痛の場から抜け出すことができないで、歴史の背後で受難を忍耐してこられたのは、神様が愚かで能力がないためではありません。堕落で失ったアダム・エバの立場、すなわち完成した後のアダムの顕現を待たなければならないという復帰摂理のからまり、言葉に表せない事情があったためです。どんなに全権を持った神様であるとしても、ご自身が自ら永遠の基準で立てた天理原則を無視することができなかったのです。
ところで、アダム・エバの堕落以来、歴史を通して神様の胸に最も痛い恨として残り伝えられてきたものが何であるかご存知ですか。天の血統を失ってしまい、所有権までも失ってしまった事件でした。生命よりも貴く、愛よりも重要なものが血統です。生命と愛が合わさって創り出されるのが血統です。この中で、生命がなくてもだめであり、愛がなくても血統は創造することができないのです。愛と生命、血統の中でその結実が血統だということです。
神様の血筋の中には真の愛の種が入っていて、真の生命の体が生きています。したがって、この血筋と連結されれば、神様が理想とされた理想人間、すなわち人格完成も可能であり、理想家庭も生まれるのであり、さらには神様の祖國、理想國家も出現するのです。平和世界はこのように創建されるのです。血統の重要性はどんなに強調してもし足りないということを皆さんも肝に銘じなければなりません。
血統がなければ、生命はもちろん、愛も離れていってしまいます。血筋が残ってこそ、愛したという自身の伝統が残され、血統が続いてこそ父母の息遣いが代を継がれていくのです。言い換えれば、父母に愛の実、生命の実、喜びの実を提供する、最初であり最後の必要十分条件が、真の血統であるということを確実に知らないといけません。
ところで、生命とも替えることができないこの血統を失ってしまったのです。真の生命と真の愛の結実を結ぶことができなかったというのです。地球星を覆っている60億人類が、天とは何の関係もないサタンの実に転落してしまったのです。神様が創られた農事が、台風にあい、秋に収穫しようとしていたその園がエデンの園でした。アダムとエバ、二人の息子・娘を育て、真の愛を花咲かせ、真の生命を花咲かせ、真の血統を花咲かせた場所で、永遠なる生命、永遠なる愛、永遠なる血統の主人と家庭、そして國を収穫しようとしたのが、神様の人間創造理想であったのです。
しかし、その場に現れたのは、偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統でした。神様の愛と生命と血統が、愛の怨讐である姦夫サタンの所有権に落ちてしまったのです。天地が真っ暗になって地獄に変わってしまい、神様までもなくなってしまった、そのような極めて悲しい世界になってしまったという事実を、人間は今まで知らないで生きてきたのです。怨讐の血統が生命線であるかのように錯覚し、そこに首をかけて生きていく群像が、今日堕落の後裔(こうえい)となった人類の荒涼としてわびしい姿です。それで、この世界を地上地獄と呼ぶのです。このような悲惨さを眺められる神様の胸がどれほど痛いでしょうか。
元来、神様は、エデンの園にアダムとエバを創造された後、彼らをご自身の祝福下で結婚させ、天の所有権までも完全に伝授しようとされました。宇宙万象の所有権をアダムとエバに相続させてあげようとしたのです。しかし、堕落によって、このすべてのものがサタンの手中に落ちてしまいました。愛する子女に相続してあげようと一生涯、汗を流したすべての財産を一夜にして強盗にすべて奪われてしまった父母の立場になってしまったのです。
このように、サタンに血統権を奪われて、子女を失ってしまい、すべての國と世界の所有権までも差し出した神様の悲しく怨痛なる心情を知る者がありませんでした。したがって、血統権と所有権をもう一度探してくる道は、サタンを自然屈伏させる道しかありません。サタンを自然屈伏させる道は何でしょうか。怨讐を自分の子女よりももっと愛するという真の愛の力でこそ可能なのです。
しかし、人類の真の父、真の母に喜びで出会い、喜ぶことのできる１日を過ごし、１月を過ごし、１年、10年、また一生を過ごすことができる時間を持った神様であったかというのです。１年はおろか、たった１時間もそのような人に会うことができなかった神様の苦痛を、誰が慰労して差し上げることができたでしょうか。数千数万年を越えてきながらも、なぜ神様と人間の間には到底縮まることのない距離が生じ、父母と子女の関係も結ぶことができないという悲惨な間柄になってしまったのかを知る者がなかったというのです。
アダム家庭から始まったカインとアベルの闘争歴史は人類歴史を丸ごと戦争と葛藤の歴史にしてしまいました。 小さくは人間個々人の体と心の葛藤から、大きくは國家と國家が、さらには全世界が物本主義と神本主義に分かれて対立闘争してきました。 極度の利己的個人主義は今日も私たちの生活を脅かしています。 人類の願いであり、未来の約束である若者たちをフリーセックスと麻薬の奴隷に転落させています。 物質万能主義に陥った先進國は、自國の利益にだけ目がくらんで、一日に数万名ずつ飢えて死んでいくかわいそうな命から目をそらしています。
誰がこの数千年とどまったカイン・アベルの歴史的絡みを解いてくれますか。世界平和を主唱しながら出発したＵＮがすることができると考えますか。ＵＮが過去60年間をかけて努力してきましたが、まだ世界平和ははるか彼方のままです。体と心のカイン・アベル関係も解決できない人間の努力だけでは不可能な仕事です。いまや天命に従って出発するアベル的ＵＮが必要な時がきました。
神様はこういうすべての悲劇をきれいに清算する一人を、首を長くして待ってきましたが、この地上にそれに相当する相対が現れませんでした。もしそのような人が現れて、真の父母の位置に立つことさえできたなら、神様は夢にも現れて、ヘリコプターで太陽を運搬し、月を移して、空中で喜びの稲妻を作って歓喜の雷を轟かせたかったことでしょう。
こういう意味で、人類歴史上初めて失われたアダムの位置を探して立てて真の愛の主人の位置を確保し、神様から人類の真の父母として印を受けて顕現したレバレンド・ムーンが、今日皆さんと同時代圏に住んで、同じ空気を吸っているという事実は奇蹟中の奇蹟にほかならないのです。 堕落の後裔となった人類を救う横的真の父母の位置で勝利しました。 その基台の上に2001年1月13日には復帰摂理に責任に持って来られた縦的真の父母、すなわち神様を解放・釈放して差し上げた「神様王権即位式」を奉献しました。 これは人類のための歴史上最高最大の祝福であり、絶対、唯一、不変、永遠の勝利であるということを知らなければなりません。 ついに神様の体と心が完全解放・釈放を受けるようになった摂理史的絶対勝利だったのです。
したがって、人類は、今までそれほどまでにしつこく苦しめてきた偽りのサタンの血統を果敢に切ってしまい、真の父母様の真の血統の根に接ぎ木されなければならないのです。これ以上、野生のオリーブの木として人生を終えるという愚を犯してはいけないというのです。野生のオリーブの木としては、千年生きても野生のオリーブの木の種を生産するほかはないという悪循環が続いてしまうからです。それならば、どこから私たちが野生のオリーブの木の立場から脱出する道を探し出すことができるでしょうか。
天の真の血統を持ってこられた真の父母様を通して、結婚祝福を受けるのがまさに真のオリーブの木に接ぎ木をされる恩賜です。血統を変えることなくしては種を変えることができないためです。祝福は重生、復活、永生の３段階の祝福を経るようになっています。ところで、真の父母様から結婚祝福を受け、理想家庭を成し、罪のない純粋な真の種を受ける最善の道は交叉結婚です。人種、文化、國境、宗教の壁を飛び越えて、神様の下で人類一家族をつくる大役事です。
神様の目には皮膚の色に差異はありません。神様の目には國境が存在しません。神様の目には宗教と文化の壁が見えません。このすべてが数万年の間、人類に対して偽りの父母として君臨してきたサタン悪魔のトリックにほかならないのです。
最も呪詛(じゅそ)したく、夢でも見るのが嫌いな怨讐一族と結婚祝福を通して一つの家族になってみてください。怨讐の感情に浸っていた父母たちの血統は消えて、新しく強力な真の愛の血統が創造されるのです。両家の子女たちが夫婦となってお互いに愛しあい、幸福な家庭を成して生きることを呪詛する父母がどこにいるでしょうか。どんなに憎む怨讐の娘だとはいっても、自分の息子の愛を受ける嫁となり、水晶のように清らかで澄んでいる真の天の孫子孫娘を抱かせてくれるとき、喜びの微笑をもらさない祖父母がどこにいるでしょうか。
白人と黒人が、東洋と西洋が、ユダヤ教とイスラム教が、さらには五色人種が一つの家族になって生きることのできる道は、交差結婚の道以外にどんな方法がありますか。共に生きる生の典型は家庭です。父母と子女は愛と尊敬で、夫婦は相互の信頼と愛を基盤として、兄弟姉妹間はお互いに信じあい頼りあいながら一つになって生きる巣がまさに家庭だというのです。ここに私たちが命をかけても真の父母様から結婚祝福を受け天の伝統である理想家庭を探したてなければならない根本理由があるのです。
真の愛の本体であられる神様に似る最善の道が、真の愛の実践を通した真の愛の人格者であり、真の愛の主人になる道だと言いました。その道だけが私たちも真の父母になることができる道であると言いました。そうであるなら、真の愛の生とはどんな生なのでしょう。
真の愛は公益性を帯びた無形の秩序であり、平和であり、幸福の根本です。真の愛の本質は、ために生きてもらう愛ではなく、人のために、全体のためにまず与え、ために生きる愛です。与えても与えたという事実自体を記憶せず、絶えることなく与える愛です。喜びで与える愛です。お母さんが子女を抱いてお乳をやる喜びと愛の心情です。子女が父母の前に孝行を尽くし、喜びを感じるそのような犠牲的愛です。神様の人類創造がそうであったように、何も代価を受けようという期待や条件がなく与える、絶対、唯一、不変、永遠な愛の創造です。
真の愛は宇宙の源泉であり、宇宙の中心、宇宙の主人をつくってくれる愛です。真の愛は、神様の根であり、意思や力の象徴でもあります。したがって、真の愛で結ばれれば、永遠に一緒にいてもよいだけであり、宇宙はもちろん、神様までも引っ張れば従ってくる愛です。堕落の後裔となった人間がつくってしまった國境の壁、人種の壁、さらには宗教の壁までも永遠に終わらせることのできる力が真の愛の価値です。
神様の真の愛の主流属性は、絶対、唯一、不変、永遠であるので、誰でもこの神様の真の愛を実践躬行(きゅうこう)するとき、神様と同居、同楽するようになり、同参権まで享受するようになるのです。このように、天國に入っていく絶対必要条件がまさに「ために生きること」、すなわち真の愛の生であるのです。
尊敬する指導者の皆様。皆さんは今や、祝福と結実の時代を迎えています。神様の創造理想である地上天國、すなわち平和王國が皆さんの目前に創建されていっています。80余年の生涯、血と汗と涙でつづられた一本道、ただ天の道だけを歩んできた私の生が、今や60億人類のための勝利的結実を結んでいるのです。霊界でも４大聖人はもちろん、数千数万の聖賢たちと皆さんの善なる先祖が地上界に降りてきています。皆さんの一挙手一投足を見守っていて、天道に背く者は一罰百戒（一人を厳しく罰して多くの人の戒めとすること）で罰することでしょう。
世界180余カ國で天のみ旨と伝統を相続した数千数万の平和大使たちが、真の愛と真の家庭の価値を叫んで昼夜を問わず走っています。 この地に平和世界を創建しようと総進撃をしています。 世界の火薬庫である中東でも、レバレンド・ムーンの平和思想に力づけられてユダヤ教、キリスト教、イスラム教が新しい次元の平和的対話をしています。 東西間の冷戦に終止符をおすように決定的役割をしたのも、レバレンド・ムーンの統一思想でした。 私の祖國韓半島統一のための実質的背後作業も、いまレバレンド・ムーンの主導の下に急速度で進行されています。
しかし私は決してここで満足できません。天命を受けて出発した私の生涯です。天が印を押してくださって人類の真の父母として顕現した私の天との約束は必ず成し遂げなければならないのです。 この地球星に毒きのこのように君臨してきた各種の國境と壁を完全に撤廃し、万人が共に手を取って生きる平和世界を創建しなければならないのです。
世界指導者の皆さん、私は今日この貴い席を借りてもう一度、人類の平和と福祉の為の実に摂理的で革命的なプロジェクトを宣布しようと思います。歴史的にサタンによって東と西を、南と北を分け、地理的には北米大陸とロシア大陸を分けたベーリング海峡に橋梁を建設するか、海底トンネルを掘るのです。そうすることによって、アフリカの希望峰からチリのサンティアゴまで、英國のロンドンから米國のニューヨークまで自動車で全世界を巡回疾走することができるようする「世界超高速道路」を連結する"WORLD PEACE KING BRIDGE-TUNNEL"を完成して、世界を一日生活圏にしようというのです。
これ以上の分断と分裂は容赦できないというのが、天の警告です。 全世界を一日の生活圏に結んで、サタンが作った人種、文化、宗教、國家の壁を壊してしまい、神様が切実に願ってこられた平和世界を、この地球星に創建しようというのです。
米國とロシアが一つになり、ヨーロッパ大陸、中國、印度、日本、ブラジル等世界のすべての國々が、そしてすべての宗教が一つになって、共に力を集めて、この歴史的のプロジェクトを成功させなければならないでしょう。この事業の成功こそ、人類にこれ以上戦争と分断が必要ない平和王國を創建する上で、決定的役割をするようになるのです。
皆さん、このように途方もないプロジェクトをどのように完成することができるのかと、疑心を持つ人もあるでしょう。しかし神様のみ旨がある所には必ず道があります。 21世紀の現代科学技術は、既にベーリング海峡にトンネルを貫通させる程度のことは、問題にならない水準にまで発展しています。工事費用も問題になりません。 世界が戦争という美名の下に費やしているお金がいくらになりますか。人類はいま歴史と後代の前に実に恐ろしい罪を作っていることを自覚しなければならない時です。 一つの例を挙げてみましょう。 米國が去る３年間でイラク戦争に注ぎ込んだ戦費がどれくらいになるかご存知ですか。200兆ウォン(２千億ドル)に肉薄しています。
それ程の予算ならば、ベーリング海峡プロジェクトは完成してあまりあるお金です。 私たちがなぜ互いに殺しあう戦争に、このように途方もないお金をばら撒く愚かな蛮行を継続しなければならないのでしょうか。聖書のイザヤ書２章４節の教えのように、いまは「銃刀を溶かして、すきと鍬(くわ)を作る時」です。もうこれ以上人類は戦争の為の戦争に子供たちの生命を犠牲にして天文学的なお金を費やす悪事を繰り返してはならないのです。 世界すべての國々の力量を総動員して、大宇宙の主人であられる神様が願われる平和世界創建に、総邁進しなければならない時がきました。
皆さん、人類は今やレバレンド・ムーンの教えの「真の愛、真の生命、真の血統の平和思想」を受け入れなくては生きていけない追い詰められた道に入りました。 皆さんの善なる先祖たちが総動員されて、後天時代の天的の権勢が押し寄せれば、如何に屈強に見える國家や民族といっても、天地運勢の前に順応するほかはなくなるのです。
いまや選択は皆さんのものです。 無知には完成があり得ません。 今日皆さんに伝えるこのメッセージは、天がこの時代に下す警告であり、祝福です。天運に従って栄え、勝利していくレバレンド・ムーンと歩調を合わせて、この地に真の家庭、真の社会、真の國家、真の世界を創建する主役となられますか。さもなくば、サタンが好きな旧態依然たる宗教の壁、文化の壁、民族の壁、人種の壁の捕虜となって、余生を呻吟と後悔の中で終えますか。天はこの邪悪な世界をひっくり返して、この地に新天新地を創建する勇将を呼んでおられます。
今日皆さんと共に生まれる「天宙平和連合」は神様の勝利であり、真の父母様の血と汗と涙の結実であり、皆さんの願いです。 カイン的な既存ＵＮの前に、アベル的なＵＮの使命を果たすようになるのです。 世界平和軍の名前で出発したＵＮ軍の役割をもう一度考えてみて下さい。 韓國戦争とベトナム戦争でも、その使命を果たすことができなくて中途下車してしまわなかったでしょうか。したがって「天宙平和連合」は今や人類の福祉と未来の為の「平和警察」と「平和軍」を創設して、世界の平和を守る見張り隊の責任をすべて果たすようになるでしょう。 皆さんも今や新しい時代に新しい甲冑(かっちゅう)を着て、天のために、そして人類万代のために全力を投球する賢くて勇猛な世界的平和軍になられるよう願います。
どうか今日私が伝えた天の警告を胸深く刻んで、真の父母様を通じて受ける結婚祝福こそ天の血統を探す唯一の道であり、神様が切実に願ってこられた理想家庭を永遠にこの地に定着させることができるものであるということを肝に銘じて、「天宙平和連合」の発展と成功のために最善をつくす皆さんとなられることを希望しながら、これで終わりたいと思います。
ありがとうございました。
*このメッセージは、2005年9月12日ニューヨーク・リンカーンセンターでの創設大会を皮切りに、2005年12月23日まで世界67カ国100カ都市において開催される天宙平和連合創設大会において、創設者夫妻によって伝えられています。